ここでは獣竜ギルド『ギーブル』に所属するメンバーを紹介する。
現在活動をしているのはリーダーであるオボロン含め、１３匹である。（随時増えていく可能性は十分にある。リーダーのオボロン次第。サムネイルを選ぶと拡大表示されるぞ！）


オボロン＝レヴィアート
種族：レヴィア（水竜）
性別：オス
体長：3ｍ
年齢：300歳（人間換算30歳の青年程度）
オレンジ色の体色に金色の鬣を持つ水中に住処を持つ水竜。
一人称は「私」で性格は穏やかで大人しい。それ故に慕う者が多いそうだ。
頭部を守る装飾甲はレヴィア族で伝わる【神格化】を行った者だけが取り付けることができるモノ。それは一体化しており外すことはできない。埋め込まれた宝玉は【生命の輝石】と呼ばれ、そこから生命の源を呼び出し傷ついたものを癒すことができる。
レヴィア族は生命を司る種族でもあるため、生まれて間もないころから治療術などを大人から教えてもらうそうだ。だがオボロンは治療術ではなく護身術を身に付けていく事に。それは憧れた父の背中を見続けたが故である。
水中に住処を持つため他の者との交流はあまり盛んではない…それにより独自の文化が発展していった。その中の一つがレヴィア族に伝わる【水竜式鍛冶技術】である。水の力を具現化し鍛冶の道具を作り出して武具を鍛えることができる。本人もまた護身用に剣と盾を水の力で具現化させ戦うこともできる。
水の力を最大限に活用できるといえば…陸上での移動の際にも地上を滑るかのように進むことができるのもひとつだろう。
竜ギルド『ギーブル』というグループのリーダーを務めている。元より面倒見がいいため立候補したわけでもなくすんなりとリーダーの座に就いた…らしい。


ルパ＝ヴィーディル
種族：ウィドラ（翼竜）
性別：オス
体長：85ｃｍ
年齢：30歳（人間換算6歳程度）
若草色の体色に深い緑の鬣、鋭い爪牙が目立つ。
一人称は「俺」性格は攻撃的で怒りっぽい。この性格上、人間やほかの種族と争うことも多いのだとか。
過去にウィドラを滅ぼそうとたくらむ魔の者達の手に掛かる寸前でオボロンと出会い、行動を共にすることに。オボロンがいなければルパは絶命していただろう。命の恩人でもあり、種族は違うが【父】としても見ているらしい。
胸元には簡易ではあるが防具が装着されている。この防具はオボロンが水竜式鍛冶で作り出した…いわゆるお守りのようなものである。
自慢の翼と足の爪で相手を翻弄しつつ倒す戦法が得意。さらには風の力を具現化し獣を作り出す（風獣ジャッカルやフェンリル・風竜ツルギ等）事も可能。幼いながらも生まれ持ってきた戦闘本能が備わっている。
子供扱いされるのが大嫌い。
同じギーブルメンバーであるザラムとは因縁の関係でオボロンと共に暴走を止めに行く依頼を遂行中に遭遇。ザラムの左目を奪う一撃を加えた。この事を根に持っているためザラムとは少し距離を置いているようだ。


ランセス＝リーフリー
種族：シンリーン（森竜）
性別：オス
体長：3.5ｍ
年齢：50000歳（人間換算5歳程度）
体全体が草木に覆われ、森林と共に過ごすという老竜。
一人称は「僕」で性格は無邪気で大人しい。困っている方を見つけると放ってはおけない性格でもある。かなりの年月を過ごしてきたのではあるが言葉遣いが子供っぽく、老竜とは感じさせない不思議なオーラを持つ。
四肢は大地をしっかり踏みしめるためか逞しく、意外にも爪は鋭い。追い詰められたりすると切り裂かれるかもしれないが…その姿を見たものは居ない。
この世界が生まれ、森林が生まれたのと同時に生を受けたという噂が流れるが実際はわからない。
生命の根本を司る種族でもあるため、治療術では右に出るものは居ない。無論生命を司るオボロンでさえ凌ぐ。死者を蘇生する力も持つため、この世界では「竜賢者」という別名で呼ばれることもあるのだとか。

 
アステア＝ジャストゥア
種族：イーロン（雀竜）
性別：メス
体長：1.6ｍ
年齢：ひみつ（人間換算25歳程度）
博打大好きなイーロン一族の女の子。手には常に麻雀で使う点棒を持っている。
基本戦わない彼女は戦場を仕切る軍師としての力に優れ、オボロン達をアシストする。
そして人間に紛れて麻雀をする日々と…なかなか気まぐれな性格をしている。
年齢は教えてはくれないようだ。
今の姿はどちらかというと竜人ではあるが…本来の姿は青龍（胴が長い竜）である。その姿を知っているのはオボロンだけだろう。


ザラム＝アシュド
種族：ジャアラ（魔竜王）
性別：オス
体長：12ｍ
年齢：500歳（人間換算25歳程度）
破魔竜王・暁闇竜王とも呼ばれるジャアラ一族の者。体躯は１０ｍを超え、口を開けば焦土が広がり歩けば大地が裂けるという伝承が伝わる者。
その伝承通りの力を持つため、人間達からは恐れられつつも討伐対象になっている。
胸元に光るネックレスはジャアラ一族の中でも優れた者でないと装着自体できない。魔力に共鳴し必要に応じて力を引き出すことができるのだとか。
基本となる炎・水・雷・地属性の魔術を使いこなし、さらには自らの爪で相手を葬る戦法をとる。
本人は割と好戦的ではないため、危害を加えるようなことをしない限りは大人しい。刃を見せた時には覚悟が必要だろう。
また、ザラムの左目には鋭い爪で裂かれたような傷があり失明している。
この傷をつけたのが同じギーブルのメンバーであるルパだ。



シルヴァ＝シャルフ
種族：ラーシャイン（光狼竜）
性別：メス
体長：6.2ｍ
年齢：500歳（人間換算25歳程度）
光属性を帯びた聖なるドラゴン…の姫君。女の子である。
体躯は５ｍ超とザラムより小さいが…それでもかなり体格はでかいほうだ。
仄かにオレンジの毛並みと四対の大きな翼をもち『狼の血』をもつラーシャイン一族の者だ。狼の血を持つため全身は鱗ではなく毛並みであり、毎日欠かさずケアをしている。
ザラムのつけているペンダントによく似たものを装着している。これはジャアラ一族のペンダントと反発するらしい。
ジャアラ一族とは世代を超えて戦い続ける…因縁の種族であり、出会ったら何方かが死ぬまで戦いをやめないと言われているが…ギーブル内で相対なる者同士で行動をしている様子に不思議がられることが多いそうだ。（これに関しては生まれた日まで同じではないかという説もあるため、特別な縁があるかもしれない）
戦闘になれば性格は一変、激しく苛烈に戦い毛並みが返り血で汚れることも多いのだとか。
光の弓を作り出して矢を放ったり、自らの口から聖属性のブレスや弾丸を吐く。隙を見せれば爪で襲い掛かるという戦法を好む。



パロ＝パッツァー
種族：フィドラ（翼竜）
性別：オス
体長：4ｍ
年齢：300歳（人間換算15歳程度の青年）
腕が翼と同化している翼竜の青年。ルパのウィドラ族とは少し異なり、腕の役割をしっかりと残しつつ翼が扱える。（腕に翼膜がある）
一人称は「俺」で無口。冷たいヤツと思われるが…自分で常に信念を抱いている。
全体的な色合い的には水色ベースで翼爪や脚爪は鋭く、体躯は４ｍと翼竜の中では比較的大柄。
最近は【飛竜の宅配便】の筆頭となり惑星ルシエルの全配達業をまとめている。
姿がよく似ているルパを大事にしている。



カスミン＝レヴィアート
種族：レヴィア（水竜）
性別：メス
体長：2.5ｍ
年齢：300歳（人間換算30歳）
名前からもわかると思うが…オボロンと同じ種族である。女の子でオボロンとは幼馴染である。
体の色合いはオボロンとほとんど同じ。
違う点と言えばヒレを繋ぐ水色のベールや、頭部の装飾の形状。角の輪の色。尻尾のシュシュ。
あとは体の毛並みが少ないのも特徴である。
レヴィア族に伝わる『神格化』を女の子で初めて成功させたのもカスミンである。
口調は結構強気。自分の事を「アタイ」といい、生命を司る者でありながら前線に出ることを好む。最前線で治療の力を振りまく彼女は少し頼もしい。
傷を癒すのはもちろん、死者を甦らせたり魂に呼び掛けたりすることも可能。ランセス以上の治療術を持っている可能性も高い。
いままでアステアの補佐をしており、少しの間故郷へ戻ると伝えギーブルを離れていたが…その間に神格化を行ったようだ。
ひそかに想う者がいるらしい。



フレア＝ボルケイノ
種族：フレイマー（炎竜）
性別：オス
体長：3.5ｍ
年齢：不明（炎が生まれたのと同時…らしい）
「熱くなってきたぜぇーー！」が口癖の竜。
ザラムの住まう拠点の近くに住んでいる…一言でいえば【熱い】ドラゴン。
体からは常に炎のような鬣から発する熱があり、性格も熱く…戦闘も熱い。
これほど熱血漢が似合うと言わんばかりの竜族、フレイマー一族の者だ。
ジャアラ一族のザラムが気になって色々後を付けたりしていて、ギーブルの存在を確認。面接を通して見事ギーブルの一員となることに。
まだ具体的な活動も、他のメンバーとも会っていないが…仲良くはしていけるだろう。



スァヴェル＝ウェイブ
種族：スイレイ（海竜）
性別：オス
体長：2.5ｍ
年齢：10歳（人間換算1歳程度の生まれたて）
海竜である。…というよりは水を司る精霊に近い種族。スイレイ族の者。
一人称は「僕」で幼いため、何でも興味を持ちたがる性格をしている。
陸上に出ることは不可であるが…水中での動きにはオボロンよりもキレがあるそうだ。
面接の希望を出したが直接陸上に出ることができないため、オボロンが深海へ赴くというタイミングで直接会って行動を共にするという少し変わった出会いを果たし、ギーブルの一員となる。
好奇心旺盛でなんでも手にしている海幻槍スヴェンダーで突っつく。


エスヴェラ＝ファウーダ
種族：不明（聖魔竜）
性別：オス
体長：4ｍ
年齢：0歳（生まれて間もない）
闇を司るギーブルメンバーのザラムと、光を司るギーブルメンバーのシルヴァの間で作られた竜の器から生まれた者。
両親の光と闇の力の双方を受け継ぎ、基本属性となる魔術も全て使いこなせる上に爪による格闘攻撃も完全に熟知している彼は凄まじい強さを誇る。
これだけの力を持っているが決して好戦的ではなく、弱者に爪を振るうことはしない優しい性格をしている。
胸に光るペンダントは両親のペンダントの形状をそのまま合わせた性質で、力も相応である。
一人称は「僕」で見た目に反するほど丁寧な言葉を発する。


トーラ＝ヴァーネオ
種族：フ・ラグーン（焔古龍）
性別：メス
体長：3ｍ
年齢：10000歳（人間換算30歳前後）
四肢と口元に鋼の拘束具を付けられた竜。
真紅の体に青い帯が翼のように揺らめく姿が印象的である。
言葉は一切発せず（正確には話せない）綺麗な竜文字で筆談をする。
尚、詳細は不明ではあるが凄まじい炎を扱う種族らしい。フレアと同種族という訳ではないらしいが…
トーラは悪しき研究を行う人間達の研究所に長いこと捕らえられており、抵抗できないように四肢と口を封じられた。
外すこと自体は可能だが、無理に外そうとすると神経系の罠が発動し激痛が彼女を襲う。


ディー（DR-1223）
種族：不明（機械竜）
性別：不明
体長：70cm
年齢：不明（人間の手によって生まれた）
全身がほとんど機械という珍しい体をした竜族…いや、正確にはこの子は竜族ではない。
あらゆる竜族を抹殺するよう悪しき人間達によって生み出された【対竜兵器】である。
実験段階で量産されていたようで、そのうちの1機がこの子。
突然作り出せる爪で竜族の体を引き裂くプログラムを組まれているらしいが、この子だけはそのプログラムに反して殺傷行為を好まない。
それ故に失敗作とされ、起き上がれない程ボロボロにされて記憶を司るメモリーを壊された。
力なく倒れているところへ飛竜であるルパとパロが発見しギーブルのメンバーへと加わったという経緯がある。


グレア＝シャルフ
種族：ラーシャイン（光狼竜）
性別：オス
体長：8ｍ
年齢：750歳（人間換算40歳程度）
シルヴァと同じ種族であり、兄にあたる青い毛並みが特徴的な者。
正確にはギーブルメンバーの一員ではないが、交流が深いのと妹であるシルヴァを心配してか翼姿を現すため明記することにした。本人はその気ではないようだがギーブルメンバーになっているのかもしれない。
グレアは時と氷を司る竜で何事も冷静に考える。
戦闘こそは得意ではないがサポートに関しては群を抜く。